はちみつで体を癒し、苔玉で心を癒す
昭和36年生まれ宮崎県在住。学生時代ラグビー部所属。
高校時代「倒れるまで走れ」という監督のポリシーの元でプレーし、当時全国大会出場ベスト8の成績を残す。がっしりとした体形はこの頃形成されたという。
その見た目とは裏腹に花が好きだという。小学生の頃、自宅に花壇を作り朝顔の種を蒔いて成長する姿を見るのが好きだったと言う。花好きが高じて、24歳から25年間花屋を経営。
2000年からブルーベリーの研究を始める。その時、ブルーベリー受粉のためにミツバチを導入し、お世話している間にハチの魅力に取りつかれる。
そして現在「はちみつで体を癒して苔玉で心を癒す」という目標を立ている。
優しい養蜂家
採蜜の時、彼の目は優しい。
ハチの巣箱のフタを開けて、中を観察する。
そっとそっと巣枠を引き出し、ハチの状態を確認する。
この巣枠から「はちみつを絞って良いか?」の判断を瞬時に行う。
ハチたちが集めた蜜が少ない場合は、巣枠はそのまま巣箱へ返す。
ハチの事を兵隊と呼ぶ松浦さんのハチに対する愛情である。
ガーデンデンドロビウム
今まで、いろんなお客様と接してきて、「どんな花が好まれるのか?」を研究した結果、
現在育成中の、ガーデンデンドロビウムに行き着いた。
開花までは、3年かかると言う。
その間、手を抜くときれいな花を見ることはできない。
そのデンドロビウムの根の部分を苔玉にしたのが彼のスタイル。
苔玉の「緑色が心を癒す」と言う。
育成しているものは、「癒し工房 苔玉」オリジナルの品種である。
豊富な知識
花屋を25年経営した経験から、ブルーベリーを始め植物、花の育成については豊富な知識を持つ。
また、挿し木、株分けのタイミング、季節、方法についても知識だけではなく、長い間の経験から導き出されるものも多い。
後悔しない生き方
「やりたいことはやる」
「思い残すことがないように」
「人生に悔いがないように」
「その時ベストを尽くしているから」
「後悔はしない、あの時こうしておけば良かったというのは無い」
「本能のまま生きているのかも知れない」
癒し
彼の、存在そのものが「癒し」なのかも知れない。
ニッコリ笑った笑顔は「花好き」の証明。
その笑顔に癒される。
「あと何年できるかわからないので、元気なうちにいろんなところに私の着生ランを着生させて生きた足跡をちょっと残したい」
と言う。